Sunday, June 27, 2021

マルチ集団「環境」に対する考察

雑食サロンの勝又健太さんが触れていて、興味が湧いたので少し個人的に思うところを述べたいと思う。

まず、街コンなどでのマルチ勧誘の実態については正確な実数のデータは持っていないのであくまで感覚値でしか言えないのだが、過去にぐるなび時代に後輩と街コンに参加したことがあり、ジャストその手の輩に当たったことがある。関西?の子だったが、美人ではないがまあ華奢で眼鏡をかけていて素材自体は悪くないタイプで、二人組だった。

後輩はもうひとりの女の子と連絡先を交換し、私はその眼鏡の関西女と交換して、後日比谷のマルイの地下にあるカフェ・バーのようなところで二人で合う約束をしていた。

街コンであったときとは別人のようにお洒落で、髪の毛まで可愛くセットしてきていて、野郎としては「あ、俺に気があるのかも」と勘違いさせるようなオーラを醸し出していた。

彼女ははじめから少し小馬鹿にしたような態度で私の話を遮ったり鼻で笑ったりしたあと、本題を切り出した。

話の概要としては、自分はかつてとても苦労していたがとある「師匠」のお陰で今のような稼げる状態になった、お前もどうだ、的な内容でものすごくまくし立てていて、かつこちらを論破してやろうと全戦闘態勢、のような感じであった。

辟易した私はその場で切り上げ、彼女はあとで何回か連絡をしてきたが一切無視、というかたちになった。

私個人の街コン参加の実績が2、3回しかないし、それも10年くらい前の話なので今の現状とそのままイコールだ、と言い切ることは不可能だが、

個人の感覚としてたしかに街コンはいわゆるマルチ系の地雷が低くない確率である、と思う。

マルチの見分け方

まあマルチくらい見破ろう、と突き放した言い方もできるが、とくに若い人ほど人生経験も少なく騙される可能性もあると思うので述べておくと、

1. 「師匠」という単語を使い上位の存在を匂わす
2. 話に中身がない、要点を先延ばしにする、ないし要点が存在しない
3. 公開されていないノウハウを示唆する、がそれを語る個人自体にプレゼンスがない(つかお前誰?問題)

まずほぼ100パー「師匠」という単語は臭いと思ったほうがいい。これはフェイスブックでのスパムアカウントなどもそうで、この単語の使用はほぼ確実に黒、というのが個人的経験則である。根拠としては経験則だ、ということと師匠というノードがマルチで言うところの本人の親玉になり、今目の前にいるのはマルチ活動をしている雑魚キャラで本人自体が立て板に水でビジネスを語れるわけではないので、師匠という黒子というか元締めがいる、つまりツリー構造があるということでこれがマルチの特徴である可能性が極めて高いと思われる。

また、話に中身がない、また要点を先延ばしにするのも詐欺手法また情報商材系などの特徴で、これは有益な情報を提供することが目的ではなく相手にサブスクリプションをさせたり次の洗脳ステップにつなげることが目的なので、より時間コストを消費させた上で次のロイヤリティにつなげたり金銭的な搾取を行う、という仕組みである可能性が高い。

重要なことは、価値のある情報は主要メディアで取り上げられていたり、国や公共団体がなにかしらのリアクションをするのが常なのでそれと切り離された「お前誰?」くんが「非公開の!特別のノウハウを!」といってあなたに近づいてきたときはほぼ確実に詐欺であると考えて間違いない。なぜなら詐欺師が価値のある有益なコンテンツを提供できるわけはなく、なので薄く伸ばしたスカスカな能書きで相手を釣るくらいしかできないのがほぼほぼ、と考えて良いからだ。むしろこのパターンにマッチしない詐欺師や詐欺業者はある意味優秀といっていいが、かなりレアだと思われる。

まあこのような感じで、マルチには大体共通の挙動やパターンが存在するため、それを認識して識別すれば大きく外すことはない。

また、基本的には情報を自分から取りにいく、というのが情報弱者でなくなるための第一歩なので、これはプログラミングスクール界隈にも言えることだが、まず自分で信頼のできるソースや人間をきちんと定めること、が重要である。

基本的に情報商材やマルチでうける搾取は「お前誰?」に時間コストや金銭コストを支払うという愚行にあるのであり、彼らは自分や自分の師匠は自画自賛するが、例えば主要メディアやその界隈の著名人は誰も認識していない、といった状態になる。ここらへんで識別できると思う。

まあ「環境」についていえば、「環境」という組織やそこの人間が全員異世界転生してこの世から消えても起業の貴重なノウハウが1ミリもなくなることはないので、基本情報商材やスクールは、あってもなくても世界は一ミリも変わらないサービスなのだ、くらいの前提で

地味に書籍から学んだりスタートアップにジョインするほうが1億倍有意義だと、個人的には感じる。

以上!

追記

そういえば思い出したが、マルチに遭遇したときに賢い防御方法として、一旦深呼吸して信頼できる知人に相談する、というのがある。この場合複数人の視点が入るので、いわゆる知覚を狭められたりブロックされずに第三者の助言をきけるので、これは防御方法としてはかなり賢明である。

なので地方から出てきた人とかは、必ずコンタクトできる信頼できる友人を複数人確保しておくことが良いであろう。
(私も昔レーベル詐欺にあいそうになったとき、かいとくんが助けてくれた)




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