今朝、近所にVeloce(カフェ)があり、朝の散歩がてらそこにふらっと入ってみた。
ツナと卵のサンドイッチ。あとは、ちょっと朝寒かったのであったかいカフェオレを頼んで、カウンターの真向かいの席に座った。
まったりと携帯を長め、自分のフェイスブック、ツイッター、インスタグラムを確認(だめな大人だが、ビジネスとしてどういう投稿がどういうリアクションか、をモニターしているので仕方ない・・・・)
すると、しばらくして一人の老人(80代?70代?)がカウンターの横の食器をおく場所の近くにある、従業員がカウンターにはいる場所に立って、若いバイトの男の子にすごい剣幕で食ってかかった。
「あそこの席だけどさ、四席になってるよ」
「あれじゃコロナおわんないよ」
一瞬、また老害かよ・・・・・と思いうんざりした。(まあ安易に老害、と判断するのもよくないのだが)若い男の子は
「僕の一存じゃどうにもなんないんで・・・・」
と返し、それに対しおじいちゃんは
「わかってるよ。上の人に言っておいて」
正直、ここのベローチェ単価安いし単価安い店にクレーム入れてもしょうがないだろ・・・・とも思ったが、
おそらくこの老害おじいちゃんの言ってることにも一理あるのだ。
確かに、飲食店がコロナ対策を講じることは現在自助努力であるから、個々の店舗としては、本音としてはあまりコストはかけたくないだろう。
そして、飲食店で混み合ってしまうとどうしてもリスクになる。
これに対しては、確かに「しきつめる」のを放置しておくとそれはリスクになるし、それへの申し訳としてあってもなくても変わらないような気休めのセパレータが横行しているがあれだって大して安心はできない。
だが、一方的に飲食店経営者を責めることもできない。
事実コストがかかる、とか、とくにその対策を講じることに「ご褒美」もなければ講じないことに「制裁」もなければ、僕が経営者ならそのまま放置、もするだろう。(なぜなら損益を計算して損が明確でなければやるメリットがないから)
この場合解決に必要なアプローチは二つある:
(1)政府が飲食店のコロナ防止対応プロトコルを規定し、義務化(支援あり。時短、で解決した気にならない)
(2)コロナ防止設備のための技術開発・支援
まずは(1)政府主導の強制力がなくてはならないのでこれは政府の怠慢ともいえるし、もう一つは(2)ここについてまだ技術開発やプロダクトの供給が追いついていない、お粗末な点だ。
今後もパンデミックが長期化する可能性を考えるとなにかしらイノベーションが必要になる。(日本人は人が創ったものを変数を変えてコピーするのは得意だが、1からものを作るのが本当にできない人口の割合が多い)
逆に言えば、起業家にとっては千載一遇のチャンスであるともいえよう。いまのところコロナ防止のための(とくに飲食店用の)設備は幼稚園のお絵描きレベルのプロダクトしかなく、ここに注力すればうまくいけばものすごい儲けになるのでは・・・・とは思う。
以上、個人的な感想でした(あくまで個人的見解)
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