Friday, July 22, 2022

声優「佐倉いの」の魅力

 佐倉いのさんは、いわゆるR18系をメインとして活動されている声優さんである。

弊社のはじめのスタンスとして、CF(キャッシュフロー)を作り出す必要からまずR18の漫画・GIF・ASMRというところから責めていったという経緯があり(これはタロバウムさんの発信に感化されたところが大きい)、その一環でR18可な声優さんを募集していたときに応募してくださったのがきっかけであった。

佐倉いのさんに依頼したASMRは数多く・・・ただしR18のリンクをここにのせるわけにもいかないので、彼女の実力を表した作品でいうと「笑うだけ」という作品がある

笑うだけ。

実は、このような台本のないASMRの依頼というのは諸刃の剣である。例えばiikoe経由だと「ふざけんな」という拒絶の対応をされることも多い「実演」と呼ばれるジャンルのもので、これを受けてくれるというのは単純に声優としての実力・技量が高い・・・という個人的な認識をもった。

笑うだけ。

なぜ笑うだけなのか?なぜ30分も笑い続けるのか?なぜならば、「音声作品」というジャンルにおいて、「台本を読む」というところ意外にも「表現」の可能性はあるからだ。

笑う・・・という一つの生理学的な反応、生理学的な条件、これ一つを30分の尺でどう表現するか。

これは、役者でも同じで、「非言語分野での演出をこなせるかどうか」というのがある意味ではその人の実力を図る一番手っ取り早いものさしである・・・・

ということもあり、まあ個人情報がもれてしまう・・・とかエロ実演せよ・・・みたいなものではない限りの実演においては、基本的に、これを受けてくれる人は能力がとても高い

事実、佐倉いのの実力はとても高い。

このアニメで「御手洗あいか(だほだほ)」訳と「鬼頭ひろみ」訳の2つを使い分けているのは佐倉いのさん本人である。

非常に色使いがはっきりしていて、わかりやすい。

個人的にはじめこの案件を依頼したとき、「この人に頼んでよかった!」と心から感じた。

そして、これである

いわゆる白い丸い人外キャラはボイチェンを使っているが、この「ちびどぶち」の声もきちんとイメージを把握して再現している。

この声の演技の正確さ。

この声というものに対しての徹底したプロ意識。

私はこの人に感動した。

また、少しR18寄りになってしまい恐縮ではあるが、この人の「罵倒」系も非常に「共産主義の日常」の鬼頭ひろみを「びっくりするまでに」正確に再現していて、「絵」に「魂」が乗っている。(これは巴パイン氏にも言えることだが)

なので、R18という目的以外で、純粋に声優さんの技量をエンジョイするという意味でもこれらのASMRを聞く価値は十二分にあると思う。
(事実「クソご主人さまへ」は、FANZAの担当の人からDLSiteの専売を辞めてFANZAに移管すればトップページに置いてあげる、といったDMがきた)

僕個人の感想としては(非常に押し付けがましくはあるものの)佐倉いのがR18に留まっているのは非常にもったいない、と感じており、

もっと彼女の可能性を探っていきたい、と思う今日このごろであった。

彼女の作品を聴いていくとわかることだが、やはり

R18は、全年齢のための重要な「基礎」である

ということだ。

これは私の漫画の画力の発展の歴史とも重なるが、R18というサンドボックスを通して、マンガ家にしろ、声優にしろ、そこを主戦場として実績を積んでいって「全年齢」のフィールドで戦っていく、というそういう世界が現実としてあるので、

やはり表現から「エロ」を守ること

これは日本の文化を守るためにも、大事だと思いました。

まあそんなかんじで。


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