最近ロバート・キヨサキ氏の書籍を二冊ほど読んでいて、
マネー・リテラシーは人生の明暗を分けるな、という考えを持つに至った。
また、橘玲氏の書籍なども非常に学びになった。
リスクについて、多くの場合はネガティヴな捉えられ方をしていると思う。
それは主に大多数の個体には「損失」を生物学的な危機と捉え忌避する防衛本能が備わっているから、である。
だが、キヨサキ氏によれば、この「損失を厭う Play it safe」 というメンタリティ自体が実は経済的な欠乏により近い、ということだそうだ。
つまり、
彼によれば人間は、経済的には大きく4つの分類のどこかに属する。
E, S, B, I (Employee, Self-Employed, Business Owner, Investor)
である。
E,Sはいわゆる「貧乏父さん」の考え方(そしてマックスウェーバーの定義するごとくプロテスタンティズムの考え方でもある)で、つまりは清貧であり「より懸命に労働をしたほうが良いのだ、それが正解なのだ」という考えである。
一方で、
B, Iの場合はより「資本に働かせる、お金に働かせる」という発想の元になっている。
なので、お金というのはE,SからB,Iに流れるようにできている、と。
もちろん、一人の経済的個人がこの4つのセクターのうち複数に属することはあるけれども、ロバートキヨサキはB,Iに身をおかなければ経済的自由はない、という。
読んでいる限り若干タカ派よりでトランプにべったりなのでそこはどうか、とも思うが、
ただし、かなり的を得ている、という印象を受けた。
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近年、NISAやiDecoなど(iDecoは日本版401Kで、ようは国民年金で面倒見きれないから優遇税制で老後の資金を自分で積み立て投資しろ、ということだが)が脚光を浴びていて猫も杓子も「投資」ブームになっている。
事実私もその猫杓子の一味なわけだが、
結局自分の資産のポートフォリオの一定の割合を株式にする、ということで、
「リスク」が問題になるのだと思う。
「リスク」とは不確実性のことであり、それは「よくなるかもしれないし」「悪くなるかもしれない」、ただ逆説的なのは損をしたくない人間ほどより貧しくなる、ということである。
株式は個人で運用すると(NISAとかつかわないと)配当から20%くらい課税され、さらに米国株式だとさらにそこから取られるので割りに合わない・・・?と思いつつ、
ただ重要なのは
これを法人で運用した場合は連結決算ができるから法人が赤字であれば税金はとられないようだ・・・・などの税金ハックをいかにできるか、
俗に言われている「節税」をいかにできるか?
また、
「リスク」というのは原則よい言葉だと思う。
なぜなら、よく管理された「リスク」は個人にとってよりよい未来をもたらしうるからだ。(一方で、管理されていない、無知から生じる「リスク」は害でしかない)
さて、ここまでただの殴り書きであって大して意味はないのだが、
「バカは投資なんてしないで愚直に働け」
とか
「投資に新規参入が増える」
といった言説は、既得権益層が自分たちの立場が脅かされることに対してのある意味での拒絶反応から生じるプロパガンダであり、
投資はするべきだし、我々は「国民健康保険」とか「国民年金」に強制的に投資させられているのだから、投資を悪、というのは論理矛盾ではある
ただ、正社員という立場がつらいのは結局「節税」にレバレッジがかけられないし、厚生年金という国営のポンジスキームによって搾取されているし、
また、自分のコントロール性が低い。
なので、やはり今はフリーランスの時代だと思う。
特に、まあ節税対策としてのマイクロ法人というのは人生を攻めたい人にとってはまさに福音である、としても
やはり自分で事業を行うということは「誰かの時間や裁量を生きるのではなく」「自分の時間や裁量」を生きるということなので
より自分らしく生きるチャンスなのでは、と思うようになってきた。
もちろん、リスクはある。
例えば私が立ち上げたスガノワークスも、はっきりいって
うまくいく保証はどこにもない。
ただ、
結局それは自分自身のリテラシーや行動や学習にかかっていると思うし、
そもそも失敗したところでリスクはたかが知れている。
事業を行う際に重要なのは「固定費」をコントロールすることだ。
まずは人件費。
一人会社で全部自前でやればやれることの規模やクオリティには限界がある。それは「S」Quadrantである。
ただし、だからといって実店舗をいきなり構えたり、社員をいきなりやとう、ということはただの「リスク」と考える
(ただしこれはやる事業にもよるので私の考えが一概にただしい、とは言えない)
また、例えば会社のホームページなどを作るさいに
これまではAWSやGCPでホスティングしていたのだが、例えば2つくらいサイトを(私は母親のサイトも維持しないといけないので)
運営するとすると、一つのインスタンスをまんま使ってロードバランサーを組んで・・・とやるとふつうに月12000円とかいってしまうのである。
12000*12 = 144,000 なので、結構な固定費である(店舗人件費よりは1000倍ましだけど)
これが、例えばWordPressであれば、最低年単位契約で
24000*2 = 48,000
なので、
年間10万円弱も浮く、というまあ驚異的な事実なのである。
つまり何が言いたいかと言うと固定費を削る、というのは結構簡単に手をつけられるので、ここでリスクをコントロールすることが可能だ。
もう一つは、MVOである。(Minimum Viable Offer)
つまり例えば一つのプロジェクトに莫大な金銭を投入するのではなく、予算10万円とかで組んで一つの小さなプロジェクトを市場に投入し、反応をみる。
そのFBをもとにPDCAサイクルを回して、
次のプロジェクトを市場に投入する
そうして繰り返し、雪だるま式に大きくしていく、
このなかで仕組み化していく、ということである。
音楽ビジネスでは、まだ私も不勉強ではあるがすでに存在するビジネスフローがあるので、そういうのから学びつつ、取引先やパートナーと協力してよいプロダクトを作る。
そして、PVを作った後に予算内でプロモーションを行う。
イベントにも積極的に顔(看板)を売る。
など、やれることはたくさんある。
やれることを全部やる、その中で
「失敗」というものについてマイナスな考えを持っている主体はやはり「凡人」的なカテゴリであって、
「失敗」をどれだけ繰り返したか、そこから何を学んだか、
が一番ネックだと思う。
(失敗をしないということは、チャレンジをしていないということだ。)
その際、この1つ1つの失敗が「致命的でない」こと、
例えば住宅ローン滞納しました、みたいなことはわりと洒落にならないのであって、
そういうところできちんと生活防衛資金とか内部留保で防御しつつ、
そのうえで躊躇いなく責めること、投資すること
が大事なのではないかと・・・・・
また、不動産は一部組み込むべきだ、というふうに思っています
不動産も、今私の知る範囲では長期ローンをいきなり組んで高い物件を買うのではなく、
MVO、つまり比較的致命的でない支出でトライし、そこからどんどん発展させるのが一番堅実なやり方だと言うふうに思えてきました。
今回の記事にこれといったロジックはないですが、