Wednesday, October 14, 2020

「結婚できない男」について

阿部寛主演の「 結婚できない男」というドラマがある。ハマりすぎて阿部寛の妻になり、さらに夫婦喧嘩をしたというひどい夢まで見てしまったのだが、このドラマ、人間心理をものすごく解像度の高いレベルで描写できていて、下手な心理学の本よりも心理を学ぶのに適したマテリアルである。


特に最終回とその一個前の回。


女性心理だけにフォーカスすると、(言語化すると無粋なんだけど)例えば「女性は身なりで喋ってる」とか、声のトーンに情報量が凝縮されている箇所、感情の消費量をきちんと描写しているところとか、女性心理(これは面白いことに国籍や人種民族関係なく同じなので、まるで「女性」という一つの人種が存在しているようにすら思われるが)をデモンストレーションする上で、女優さんもものすごく優秀なので、学習材料になる。

また、大事なことをのべる場面でBGMという「雑音」をある程度カットできていることも好感である。

あと、これもよく知られている事実すぎてここで書くことすら憚られるが、女性は言語だけでしゃべっているわけではないので、言葉だけ追っかけていても言っている内容からずれて解釈していくだけで、これもわかっているかわかっていないかで女性とのコミュニケーションに障害をきたすか、きたさないかが変わる(ちなみに日本は古い世代はここが全部女性の我慢と妥協によって女性側があわせていたので、男性がアスペ全開でも成立していた)

言葉だけ追っかけてるとコミュニケーションは対女性では成立しえないので、そのためきちんと「コミュニケーション」できる、「気が利く」男性に好印象を女性が抱くのはわりと当たり前である。(これも当たり前すぎて書くのも恥ずかしいが、まあ女性心理を整理するという意味で。)

まあ、とにかく面白かった。妻もそこそこハマっていた。


以上!

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