Saturday, November 20, 2021

ヒップホップのミキシングについて

 ちょっとだけ音楽ネタを・・・・

2008年から本格的にラップをやりはじめて現在にいたるのだが、

ラップのミキシングについて個人的な見解を述べておきたい(ただしこれは僕の主観なのであくまでも参考程度に)

まずビートを作る際の理想はなるべく音のエコーは少なくすること、つまり余計なBusは使わない方がよい。

そして、これはあくまでも個人的な主観であり他のビートメイカーさんたちをDISる気は毛頭ないんだけど、原則的にはビートは単調であればあるほどよい。

というのは、ラップっていうのはつまるところ4小節を反復する「呪術」「祈り」である。

だからそれは祈りであって、まあイタコみたいなことなんだけど、

それにあまりいわゆるその他のジャンルみたいなストーリー性をいれちゃうとそれは祈りではなくなる、それはストーリーになっちゃう。

これは僕が Tupacの God Bless the Deadとかを基準に考えているからだけど、そうじゃなくてもDMXのRider's anthemとかもそうだしMobb Deepの曲なんかもそうだし、Pharcydeもそうだと思う。ファーサイドはJazzyでかなりインテリ的な感性が全面に出ているけどでもベースのコートはそんなにトリッキーな変え方をしていない。

だから、ビートメーカーの自己主張というかそういうのが出過ぎて変化がいっぱい盛り込まれるとそれはラップのためのビートとしてはちょっと弱いのかな、と思っています。

(もちろん個人の主観なのでお手柔らかに。また、別に僕と同じ思想じゃないビートメーカーでもリスペクトしている人はいるので、どうかお手柔らかに。)

で、ミキシングについてはどうしてもDTM内でベースとドラムマックスにしたくなるんだけどそれだと余裕で音割れて汚くなるから、

ビート(のうちスネア)7、ベース3くらいの按分だといいのかなとも思う。

そして、あまりリバーブはかけないのが理想的だけど、どうしてもかけたかったら音量を控えめにするかノイズカットあえてかけて長さを殺してしまう、みたいにすればいいかもしれません

あと、ラップ自体は低音をある程度削って高音を強化させます:


結局44100Hzでコンパイルする場合にDTMの中でかき鳴らしてる音でそのままやろうとすると普通に割れるんで、限られた箱の中にどのパートをどういう強度でいれるか、というパズルを組み立てないといけません

個人的にはリバーブいっぱいかけたくて、よく失敗してました

あとピッチ変更プラグインは絶対かけないほうがいいです

ピッチを下げるとヒップホップだと少しいけてる感じになりますけど、それであればそもそもスコアのキーを下げたほうがいい

あと、RECは絶対きちんとした環境でやるべきです

ノイズとか入ると本当にゴミオブ座ゴミになるし録音の質って明暗をわけるので

まあそんなかんじでした

最近シンセサイザー使わずにロジックのUI使って打ち込んでるんですが、なんかよくないなあ・・・・とは思っています・・・・


あ、こういうラップしてます


もともとはピアノ即興みたいなことしてました


iTunes, Amazon music, spotify などで keitaroimoで出てきます、ぜひきいてちょんまげ〜

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