Saturday, July 14, 2018

子供への誘拐や、殺人を防ぐために、大人が意識しないとまずいこと

おそらく自明であろうと思われるけれど、見落としがちな事実について。

まず、僕が再三これまで主張してきた通り、子供の安全の担保にもっとIT技術を使える時代になった。子供の体に何をつけさせて、どうやって子供の位置や状態を把握し、すぐにトラッキング、地域で対応するか、については過去の記事で述べたし、漫画でも書いたので参照されたし。

もう一つ、大事な観点として、子供への誘拐や殺人は古今東西大昔からあった「らしい」、ということだ。

というのは、子供の「遊び」である。

「遊び」はエンタメ、なのではなく、遊びにはかなりシリアスで、かつ合目的な理由が存在している。

例えば「鬼ごっこ」。鬼、とは子供に危害を加えたり、さらった(すなわちそういう卑劣なことをした)大人のことである

この出来事を受けて、子供たちは(なのか大人たちが、なのかはわからんけど)その「鬼=怖い大人」 のロールプレイングをして、加害者から「逃げる」という訓練を「遊び」で身につけようとした。だから「鬼ごっこ」をしない子供は「超危険」なのである。

 また、「隠れんぼ」。身体能力で大人にかなわない子供が、大人の暴力から自身を守るため、「隠れる」という技術を、遊びにおいて取得する。

「後ろの正面だあれ」。背後の気配を察知する。

「ダルマさんが転んだ」。大人が注意をそらしている時だけ移動し、大人がこちらを向いたら静止する。(夜とかに有効?)

今の大人に問いたい。おたくのお子さんは、こういった古典的な遊びを近所の子供達とやっているか?

「ゲーム」ばかりやっていないか?

実は子供向けの遊びが「古典的なアナログ」から「電子機器」にシフトしたマズさというか怖さというのは、子供が時間コスト社会コストをかけてやる「子供の護身訓練」が、奪われてしまっているということだ。
(また、それ以外でも女の子からおままごとが奪われれば、多分少子化も進むだろうし婚姻率低下も増えるのでは?とか)

あくまで僕個人の見解であるが、これは本当に意識したほうが良い。 


もちろん僕としてはもう子供側だけの自主訓練(=遊び)だけでは追いつけず、HDスタートアップの話としてもうすでにどこかのベンチャーが手をつけないとおかしいものだと思うが、今だにそう言った話は耳に入ってこない。

ばかだなあ、と思う

遊びをなめちゃいけない。遊びは立派な、子供の仕事だ。

特に僕みたいな成人男性が一人死んでも社会はふつーに回って行くが、子供の命は何よりもかけがえがない。生きてるだけでありがとうだ。

子供は安全に生き延びること、危険から身を守ることがまず重要な最優先の仕事。
また、すくすくと成長し、必要な教育を得ることも大事な仕事。

なのだ。

アナログの遊びを侮るなかれ

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