漫画、作曲、ラップ、プログラミングをやっています。I am Keita Roimo: Manga Artist, Musician, Rapper, Software Engineer.
Thursday, September 30, 2021
Wednesday, September 29, 2021
Sunday, September 26, 2021
Saturday, September 25, 2021
恒心教について、僕が思っていること。
今はもうだいぶ下火になったと思うが、その昔恒心教という架空の宗教が存在した。
「共産主義の日常」という漫画(ロシア人共産主義のナターシャ・ポミュスキー)が一時期バズったのがこの恒心教がらみで、
2016年だった。
その後、このナターシャちゃんのモチーフが各所でパクられることになり、
まあ作者としては非常に微妙な気持ちだが、
その後ロシア人女子高生的な・・・なぜかそういうモチーフがぼちぼち、ジャンルとしてできてくることになる。
ただ私の観測範囲としては、そういうロシア系萌えの一番発端は「共産主義の日常」だという認識であるので、これは強調しておきたい。(2014-5年時点でわたしも類似のコンテンツあるかどうか調べていたが、そういうのは特に見当たらなかったんで・・・)
ナターシャがどうやってできたか、についてはpixiv FANBOXのVIP会員様であれば知ることができるが、
そもそも彼女は実在の女性(アメリカ人)をモデルにしている。
まあそれはいいとして、このナターシャ・ポミュスキーがいわゆる恒心教徒、というひとたちに目をつけられた。
当時わたしは某IT企業につとめていて、デスマーチで精神崩壊寸前、絶賛闇堕ち中であり、そのなかで炎上中の某高校生をモチーフにしたキャラクターを登場させたのだった。
https://togetter.com/li/1025241
また、なぜか私も恒心教徒、という扱いになっており・・・・
彼らは、一時期爆破予告や殺害予告など、非常に治安の悪い集団・・・というふうにみられ、事実逮捕者などもでた・・・・が、
僕の恒心教徒、と呼ばれる人たちへの理解はすこし違っている。
まず、かれらは、ごく普通の子たちである。
インキャか陽キャか・・・でいうとインキャの部類だが、某炎上高校生と基本的には似通った属性の、
普通の高校生だったり大学生だったりした子であり、
実際に会えば結構いいやつ・・・・
の集合体だと思っている。
ただ、彼らの中のもつおそらくは「ストレス」とか「ギャップ」「ゆがみ」のような部分をどこかに発散する「極」のものが欲しかった、
これは社会学的にはモックキングなどとも呼称され、
まあ大昔だとイエスキリストなんかがそうだった、
つまり社会全体が不安定な時に、社会全体のもつ「膿み」のようなものを「神」とか「崇高なもの」「祭り上げたもの」に「ダンプする」・・・
これはユダヤ教であれば「生贄」であったし、
なので恒心教はおふざけでもあるが、集団心理としてそれはある意味「宗教」でもあった(ただし法規範的なものはないので未熟児的な性質ではある)
確かに、当時は治安が悪かった、
住所特定とかいやがらせみたいな・・・いわゆるいじめみたいなこともあったわけだし、
それは許されないことだ・・・とは思うけれども
ただし、2016年という時代を大きく象徴するものであり、
それは野獣先輩にしてもビリーヘリントンにしても、
なにかこの個々の子供たちの「行き場のなさ」
「やりきれなさ」
「閉塞感」
みたいなものの受け皿になるような、反復し消費できるコンテンツ、
そういうターゲットとしてのサブカルチャー。
そういう視点で、僕はいわゆる「ハセカラ」騒動をみていた。
だから、例えば3Dモデルでキャラを作って、orpheusなんかで作った曲とか音声をあてがって・・・
みたいな、あれは一つの立派な「文化圏」であって、
僕がとくに好きなのは、尊師MMDの「おるすばんけんま」(オリジナルPVではない)
で、これにかなりインスパイアされた。
だから、恒心教っていういわゆるインターネットのMEME的な部分、
そこにはきちんと
「ストーリー」
と
「キャラクター」
があり、
こういうものは、立派なサブカルチャーだと思うし、
なので・・・・まあたしかに物騒な世界ではあったけれども、
僕としてはそれを「文化」として捉えていた部分があって、
それで共産主義の日常にも某高校生が登場した・・・・
(そのため、僕の文化観として、スーツ着た大人がニコニコ判子を押すような文化だけが文化じゃないだろ、という強い考えがある。そもそも、汚いサブカルからふぐの毒抜きした剽窃みたいなものが公に流行ってしまうんだから、)
だから、僕個人は某高校生は「愛するべき一人のキャラクター」として映っていて、
多分それは教徒のみんなにも伝わっていたんじゃないかな、と思いました。
まあ大昔の話だけど!!!!
そんなかんじで!
ナターシャは、いまでも生きているので、あそびにきてください
未成年が性犯罪・性的搾取に巻き込まれないためにはどうするべきか?
実際の具体事例をそんなに詳しく知っているわけではないし、私個人は実生活でほぼ接点がないので、
これはあくまでも見聞きした事例などがもとにはなる・・・が、
実際私も昔「スタートアップ!」という漫画で描いたように、
いくつか犯罪防止のための具体的なアプローチを発信しており、
まあ個人的な見解を述べたいと思う。
まず、ひと世代前では、出会い系サイトがピークであった。
出会い系サイト、および今日のマッチングサイトは昔は多くの場合「ガバガバ」で、ユーザーの個人情報認証もなく青年・未成年かかわらず使えてしまう時期があった。
また、ニコニコ動画などの「生主」ブームなどもあり、(私の記憶が正しければ)コレコレなど複数の生主(今のYouTuber?)が未成年と関係をもって逮捕されたり、した。
私個人の未成年の記憶をもっても、やはり未成年というのは一般的には「お馬鹿さん」であり、悪意のある大人の悪意に必ずしも警戒し、適切な対応をとれるとは限らない。
家庭内でも家族に相談したり情報共有できるような透明性があるこどもはまだ大丈夫だろうが、家庭内で家族と不和である(これは反抗期も含む)状態であると、情報が閉じやすい。
現在のマッチングサイトがそうであるように、
近年のマッチングサイトは個人の認証が義務付けられており、一般に普及するくらい健全なものにはなったが、
逆に、
SNSは危険を伴うようになった。
それにはいくつか経路があると思われる。
まず、
ツイッターなどによる売春を目的としたハッシュタグの使用(そしてそれが未成年による場合)と、それに「群がるであろう」大人たち・・・という構図である。
ここについて一番厄介なのはツイッターそのものが米国のサービスであるので、なんらかの実装を求めたりすることが不可能な点である。
あまつさえWeChatでも、未成年にたいし大人が近づき、まあ強制わいせつがあり・・・その写真をばらまくと脅して何度も呼び出し、最後に被害者が自殺した・・・
という事例があったようである(妻からきいた)
そして、ツイッターで東京都が促している「わたしも加害者になるかも・・・」的な広告は、個人的にはあまり効果がないんじゃないかな、と思う。
理由としては、Dateline NBCのcatch the predatorsである。
いわゆる「変態アニメ・コンテンツ」が規制されきったアメリカで、未成年に扮した囮(おとり)に群がり、実際に性的搾取を目的としてその未成年の家に車で何時間もドライブしてやってくる大人が「後を絶たない」。
だから、何をどうプロパガンダしたり周知しても、「やるやつはやる、」のである。
彼ら犯罪者の多くは、「それが犯罪であることを知っていたし」、会話の内容で
「これがばれたらやばいぜ」
「これ違法だけど・・・」
みたいなことを言っているのである。
だから犯罪抑止、と言う意味で東京都は全くターゲットを理解できていないし、正直自己満足であり、95%の実際に犯罪を犯していない(し犯すこともない)中間層に、国民の税金を無駄に使ってあらぬ容疑をかけているだけ・・・である。
正直、ここでカバーしなければいけないのは、
(1)いわゆる「家出少女」が加害男性にサイバースペース上にコンタクトされる前に、未然に彼女を国(NPO)が回収すること。
(2)学校が「異常」な状態の子供を早急に察知して対策をすること(北海道のいじめ事件みたいに、「放置」されて「責任逃れ」をするような地獄のような状況をなくす)
(3)子供側を徹底的に・しつこく教育する(知らない大人とDMしない、「会おう」に応じた場合の悲惨な事例を、麻薬のときの教育のように徹底する)
(4)家で居場所がなくなった子供が気軽に逃げられるようなNPOに巨額の投資をすること(意味のない自己満足のツイッター広告じゃなくて)
(5)極端に言えば、子供が使えるSNSと大人が使えるSNSを分割する。未成年は現状のSNSを使えなくなり、国産の(より国が監視・コントロールできる)SNSをつかうか、それがむずかしければ未成年が使う端末には「意図的に」バックドアがアプリとの間のゲートウェイ的なプロセスを仕込んで、そこでやりとりされる画像やテキスト、音声を(一時的には)AIでチェックし、「異常」がないか判別する。「異常」を検知した場合、人力で(警察庁とかデジタル庁?)がこれをサーベイし、危険と判別すれば警察と協力して解決に向かう。
みたいな、相当アグレッシブなアプローチが求められるので、
こういうの小池さんじゃなくて立花さんとかだったら
サクサクやってくれたんじゃないかな・・・
などと妄想したりします。
とにかく、なにか深刻な社会問題を解決する際に、
「有害にみえる」無害なものをいくらぶっ叩いても本当の「害」は一切なくならないですし、
トンチンカンな政策は、
トンチンカンな結果しか生まないです。
また、未成年にとって一番性的に危険な大人は、(おそらく統計上)
「やばい父親」か「やばい兄貴」か「接触回数の多いやばい知り合いの大人」
です。(これは国関係なく・・・普遍的に・・・)
やばい第3者の場合は公的な場所での相互監視とかいろんなハードルがあり経路をわりと抑えやすいですが、(昔塾で働いていたころ、生徒にコンタクトしようとしたバカな教師が晒しあげにあって周知されていました・・・)
家の中は密閉空間であり、危険性で言うとダントツです・・・・
東京都がこういうところと抱き合わせで対策しているなら殊勝ですが、少ないパイに多額の税金を投入して
実際のメインの防止のところがガバガバだとしたら、行政としてあまりにも無能だといえるでしょう。(家出した子供は、どこに助けを求めればいいですか?助けを求めて、すぐに家に強制送還されてしまうのですか?子供のセーフティーネットがきちんと周知されていますか?)
なので、小池さんの東京都は(コロナも若干その気がありますが)やるべきことをちゃんとやれてない、全部遠回り、後手に後手に回る、とんちんかん・・・・みたいな印象があります・・・
以上。
twitter: @suganomanga
Friday, September 24, 2021
Tuesday, September 21, 2021
Monday, September 20, 2021
Sunday, September 19, 2021
Saturday, September 18, 2021
「エロ」とは何か?
「エロ」とは何か?
エロを語るさいに、それはエロを観照する行為に焦点があてられるが、これはものごとの一面であってそれ自体本質ではない。
例えば、俺は若い頃イケイケだったんだ、とかあんないい女と寝た、こんないい女を手にした・・・みたいな個人の自己顕示欲と結びついた事象・・・・
はすべてその個人の虚栄の世界である。
また、「おっぱいのでかい女」「性器」といった露骨なもの・・・・
これらは、例えばAVやサブカルでもかなり主流の表現として定着している。
そして、これも「エロ」という一つのワードで括ることが可能だろう。
一般にフェミニストの諸兄が眉を顰める、のはここなのではないか・・・と思う。
それは、本来尊厳をもった一人の人間を、その性によって静的物体化(objectify)するということであり、つきつめたところがその人間を傷つけ毀損する行為(やそれをモチベーションとした精神性)であるから、これはけしからんというわけであり、大いに同意できる。
だがこれが本当に「エロ」のすべてなのか?
僕にとっての「エロ」はこれとはちょっと違う。おそらくは、エロ産業(AV監督とか企画関係者)の考えていることも僕に近いと思う。つまり、
「エロ」とは、そもそもアートの基幹部分である。
近代以降だいぶいじめられてはいるが、これはフロイトの世界観ともマッチするし・・・・まあ、僕の言い方がまずいから、この表現は誤解を招くかもしれないけれども、そもそも生物学的に「性」というのは実際に性行為による脳内に報酬信号をもたらす行為、そしてその報酬を得るための「手段」(すなわち異性を惹きつけるための手段)としての「性」である。
これの最たる例が、「ファッション」である。
わりと後進的な国家や文明圏でこの性=ファッションに対するタブーが強いというのは(つまり髪を隠したりスカートの丈を規制するのは)この性の自由化、にたいしての拒絶感であり、ここについて日本は戦後はアメリカのほうにコミットすることになった。
ファッションとはなにか?それは「社会に対して自分がどのように見られたいか」についての表現手段であり、それの中でも「異性に対してどうみられたいか」という動機性は、すべてではないにせよかなりメインなウェイトをしめている。
ミニスカート・肩出し・へそだしなど肌の露出を増やすことの動機性は(それは「相手が異性という集合体のなかの「どの個体群なのか」ということは重要だとしても)異性への性的なアピールであるし、
男性の衣装や時計やその他ステータスシンボルも、「オンナ」に性的にアピールするための手段である。
ここからずれたものは、あくまでも例外であり(政治的主張とかイデオロギーとかをのぞいては)、「モテ」というのは「異性をより惹きつけたい」という強い動機性であり、それはつきつめれば「エロ」である。
結論を言えば「ファッション」と「エロ」は切っても切り離せないということである。そして、ファッションとは文化であるから、文化とエロも切って切り離せない、というわけである。
これは、動物のオスメスの分岐についても同じことが言えると思う。
例えば、より「オス」らしい、より「メス」らしい・・・などのうち、
オスの場合は社会的資源やステータスをその「エロ」の手段として代替することが歴史的にメインになってしまったが、その反面メスについてはかなりシンプル・・・といえ、
それは「どうしたらより美しく見えるか」という「美」への執念である。
それは、「美しい声」「美しい見た目」「美しい立ち振る舞い」といった視覚情報や聴覚情報をつうじた異性への働きかけであり、
聴覚情報はそのまま「歌」「歌謡曲」へと発展していった(歌は異性にアピールするための性的な手段である)
視覚情報は文化としていろいろなところへと反映していった。
なぜ男性画家は「裸婦」を描くのか?
なぜ浮世絵絵師は春画などという破廉恥なものを描いたのか?
その根源にあるのは「エロ」であり、すなわち「異性をひきつける」ためのさまざまな修飾の部分、
その修飾の部分がこんにちの文化のもっともだいじな根っこの部分なんだ、
だから
「どのようにこの現実をスケッチすればより美しいアートワークができるか」
ここについての動機性が、
アートなんだ、ということで、
そういうところから脱するのは限られた宗教芸術ないしカリグラフィ(イスラムアート)みたいなもので、
芸術のマジョリティは「エロ」とかなりがっつり地続きである、
そして、それは、歴史的に見れば今日の変なコンプライアンスや法意識なんて後出しジャンケンのゴミみたいなもので、
なので
「自国の文化を発展させたい」
「だけどエロは気色悪いから規制したい」
は文化についてほぼ1ミリもしらない愚かな無教養な人間の発言だ・・・・ということになります。
日本に現在残っている右翼の残党など三島由紀夫が生きていたら相手にもしたくないろくでもないモンスターばっかりでしょうから、(楯の会みたいに実際に自衛隊に直談判して訓練してもらうような骨のある自称保守なんていないでしょうし、三島さんみたいに漢文に精通して自分と真逆のイデオロギーの学生と理路整然と討論できるような頭のいい右翼なんて絶滅危惧種でしょうから)
やっぱりそういう人たちが文化にメスをいれたら日本の文化、終わると思います。
まあそんなかんじで。
僕の知る限り「エロ」は「アート」とほぼ切って切り離せないものですから、「どうしたら美しく見えるか」「どういう表現がより美しいか」という鎬を削った日々の研究が、やはりアートの大事な根幹をなすと、思います。
ここを履き違えると、「あいつの表現は破廉恥だ!けしからん!」という声が幅を利かすようになるのかと・・・
やっぱり源氏物語をみんなきちんと読むべきじゃないでしょうかね。
まがりなりにも日本人ならば、江戸時代の春画もきっちりみるべきです。
お行儀のいい博物館に飾るような文化ばっかりかじるんじゃなくてね。(ねえ?早苗ちゃん)
Friday, September 17, 2021
Thursday, September 16, 2021
【Git】まちがって本番ブランチにプッシュしてしまったお馬鹿さんへ【悲劇】
基本ないんですが、masterやdevelopブランチに、自分の今のfeatureブランチだと思ってプッシュするお馬鹿さんがいますね。はい、過去の私です。
今はもうないですがそれでも feature/staging-branch みたいなこれから developにマージするための「みんなのブランチ」にプッシュしてしまったら・・・・・!
脂汗がでて・・・心臓がバクバク・・・過呼吸に・・・
なんてことになるまえに、こういう状況のときどうやったら助かるか、ということについて考えましょう。
gitは、よほど意図的にやらない限りブロックチェーンとおなじでスタティックなので、(リベースとかは除く)、特にgit初心者が悲惨な事態になることはないと思います。
が、もし git logのマスターブランチ がこんなふうになっていて、
c012a345 @haskell 取引所のソースをいけてるかんじにした
db102349 @hiromi ハートマークをつけた
aff211234 @natasha 共産主義の日常をメモった
あなたが
ddff21112 @bakayaro ポエムを追加
c012a345 @haskell 取引所のソースをいけてるかんじにした
db102349 @hiromi ハートマークをつけた
aff211234 @natasha 共産主義の日常をメモった
こんなふうにクソコミットをメインブランチにつけて、それを間違ってリモートにプッシュしてしまったとしましょう。
さてどうするか?
ただでさえ自分の痛いポエムを人にみられるのは公開処刑なみの苦痛ではありますが、これ、みんなのブランチなのであなたは今完全に戦犯です。
ブラック企業だと会議室で詰められることでしょう・・・・
どうするか?
もちろん、この一番最後のコミットを消します。
「消したよ」ということを明確にしたい(足跡を残してもいい)場合は git revert を使いますが、まあふつう汚したくないと思うんで、
git reset --hard [戻したいコミットの番号(はっしゅ)]
という操作をします。
今回だと、
git reset --hard c012a345
これにより、
c012a345 @haskell 取引所のソースをいけてるかんじにした
これが一番先頭にきます。
あとは、
git push -f origin HEAD
みたいにして強制でリモートの履歴を書き換えて仕舞えば、一件落着!
まあでも、みんなのリポジトリにプッシュしないよう、気をつけましょう!!!
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
twitter: @suganomanga
漫画「日本パワハラ図鑑」、絶賛連載中💕
Wednesday, September 15, 2021
Tuesday, September 14, 2021
ここ1ヶ月半で学んだこと。
ここ1ヶ月半、とても忙しかった。正直8月はとくに、一人ブラック企業のようなかんじでただひたすら働いていた。
株式会社スガノワークスはエンターテインメントの総合研究所だ。私は25?からずっとプログラマー・エンジニアとして働いてきて、エンジニア歴でいうと10年程度になるが、
DTM作曲(ピアノ・一部ギター)などは13才からやっていて経歴としては22年になる。
漫画は本格的には(小学生の時も真似事はしていたが)19才からいわゆるコマ割り含め描き始め、これは16年になる。
学生時代は漫画をよく出版社に持ち込んでいて、年2回の秋田書店の漫画賞は最終選考まではいったが、それ以上は無理だった。
ラップは昔20代半ばの時に(いまは喧嘩別れしてしまったが)バンドを組んでやっていたことがある。
多くの人は、これを趣味で終わらせる。
事実、僕も「漫画なんて趣味で終わらせろ」と真顔で怒られたこともあった。
出版社に持ち込んで、担当の編集に
「おまえの描きたいものを描くなら同人でも活動してろ」
とバカにされたこともある。
僕は、漫画人生をつうじて本当に表現したいもの、読者に伝えたいもの、
それは露出すればすぐにまたパクられんだろ・・・という被害妄想もつきで、
バトル系で自分の画像にたいする考えをフルに活かせるものだ。
だがこれは、バズるかバズらないか、でいうとバズらない・・・だろうし、わかりにくいし、よりフルにコミットしないとなかなか難しい。
だから、一度この表現のアプローチは諦める必要があった。
僕としては、なるべく早く結果を出す必要があり(家族も養う必要があるため)、そのためにはどちらかというとセクシャリティを全面に押し出したもの、
より「気持ち悪いもの」「18禁のもの」へと方向性を転換させる必要があった。
そして、CF(キャッシュフロー)がある程度確立され、自分の余暇ができる、そこで新しい冒険に時間を投資する、
この「ビジョン」を、いまでも明確にもっている。
成人向け漫画やアニメの製造、またそれのSNSへの投稿はリスクになり、事実アカウントの一つが凍結になった。
これは失敗であるが、ただDLSiteなどのダウンロード数は堅調で、これに資本を投下すればキャッシュフローはかなり安定して見込める、
と今はみている。
また、ここについて徐々に労力を減らしていき、声優さんにASMRを担当してもらって私は表紙だけ描いてマーケティングのみ行う、
その傍らでAdobe Animator でYouTubeのアニメをつくり、市場に投下、反応をみる。
これは低コストアニメであり、前例としては「テイコウペンギン」やちょっと昔で言うと「ターニングガールズ」あたりの成功例を意識している。こちらも、声優さんと協力する。
また、ラップについてはトラック制作は自作が基本スタンスだが、kerberosくんや(ぬえさんもいいな)その他などビートメーカーやラッパーとコラボしてこれもできれば月一でリリースする。
とても、忙しい。
それにエンジニアのフリーランスとしての業務もある。
ここしばらく本を読む時間が減った、ただ、
忙しいから勉強する時間がない、は言い訳。必ず何かを積み重ねる時間が必要。
たとえ本が読めなくても、1日1日、失敗もあるし、思った通りにいかないこともあるし、いわゆるビジネスの壁である「規制」やその他リスクもあるけど、
とにかく突っ走る。
絶対に諦めず、PDCAを繰り返し、ときには柔軟に戦術を切り替え、戦う。
スガノワークス、がんばります。
毎日、とにかくすこしずつでも前進。
アセットをため、「ものを売る」訓練を積み重ね(これにはキャッチコピー含む)、ひたすら経験と実績を積む。
がんばろう!
Monday, September 13, 2021
Sunday, September 12, 2021
ツイッターに対する今の思いを、漫画にしました
調べてみると軒並みエロ漫画家さんや同人作家さんが何度も凍結の憂き目にあっているらしく・・・・
いや・・・それはプラットフォーム側でゾーニングしろよ・・・
つかアメリカさんおたくの国の方が子供にとってはるかに危険な国でしょ・・・
とつっこみたくなった
エロ漫画は世界を救うフィクションなんだよ
これだからシリコンバレーは・・・・
pixivを見習えっていう
Friday, September 10, 2021
「パパ活」について、エロ漫画家が真剣に考えてみる
https://www.stop-u18sos.metro.tokyo.lg.jp/case1/
ツイッターでこのような広告が流れてきて、エロ漫画描いてる身としてはきちんと自分の考えやスタンスを述べておくべきだと思ったので、まとめる。
ここで、成年女性のパパ活についてはまあデリヘルのフリーランス化だという認識が(少なくともシステムとしては)あり、ここでは取り扱わない。
東京都が一番問題視しているのは「現在、パパ活というかたちで未成年への性的犯罪が増加し、見過ごせなくなっている」、そのためにこのような広告をうったのではないか、と理解する。
まず、
(1)未成年への売春はいかなる理由があっても、違法である。これは援助交際が違法だ、といっているのと同様で極めて常識的。
(2)一部「売る側にも同等の処罰をしろよ」というリプライが散見されたが、これはいくつかの意味でやばい。それはこの発言の主体が「実際に未成年を機会があれば搾取したい」と能動的に考えている(か実際に何回かやっている)可能性(=自己弁護)と、もう一つは「未成年を自分=大人と同一の事理弁式能力がある」という錯覚のうえで話を展開している点で、筐体に比して心が「幼稚」であり、未成年を実際の性的なターゲットにしうるから。
(3)ツイッターでの啓発は一部の潜在的中間層には効果があるが、実際は弱いと思う。本当に効果的なのは、SNS提供事業者、例えばツイッター社に直談判して個人特定やトラッキング、DM内容のスクリプトによる精査などの高度な機能を実装してもらう・・・などのちょっと力技が必要
(4)エロ漫画のクリエイターはこの潜在的な層の「欲望」のソケットにダミーをつっこんでお金をもらっているので、エロ漫画でのパパ活などの扱いにまで規制をかけると、実際の未成年搾取の潜在層は「先鋭化・悪化する」可能性がある。(性のキャラクター化、というのは、実際の性犯罪との因果関係を語る上では非本質的であり根拠に薄い。なぜならアメリカでも未成年へのSNSでの搾取も目立つので)
(1)まずこれについては問題ないと思う。なぜ違法か、というと未成年は自分で自分の性的な決定をするだけの判断能力がない、というのが社会の共通合意だからであり、これについては一切問題ない。これはこれまでもそうだったし、これからも変わることはない。
(2)「パパ活は売る方にだって責任があるから、売る方も処罰しろ」はちょっと根拠に乏しいというか「危険」な発言である。なぜなら、こういうふうにも受け取れるからだ。
「俺はパパ活した(い)けど、なんで俺だけ処罰されなきやいけないんだよ。相手の女(ここでは未成年)も同罪だろ」
これは実際に未成年に危害を加え(う)る主体の自己弁護のように聞こえ、ちょっと「やばい」な、と思う。
(3)買う可能性がある(と都が判断した)側にこのような広告をはるのは、啓蒙活動としては良いと思う・・・が、スーパーの万引きGメンの件と同様、実際に買ったこともなければ買う予定もない、「白」の層にとってはちょっとこういう広告はバカにされているようで気分はよくない。また、本質的にはツイッターなどが日本の治外法権にある、というところで警察側としては捜査が(少なくとも)結構面倒である・・・というところの歯痒さはあるのだろうと思われる。が、根本的にはツイッターのDMをスクリーニングしたり監視したりそもそも関係性の薄い成人と未成年がDMできる・・・という環境自体を「システムレベル」で潰さないとこの手の黒い行為を潰すのは難航するのではないか・・・・と思われる。(未然防止がしにくい)
(4)ただ、一点都のプロパガンダとして「性のキャラクター化」と述べているところにすこし気持ち悪さ(早苗ちゃん?)があり、ここについては僕らの意図や実際の生態系を実際の「パパ活」と混同させているのではないか?という意味ではとんだとばっちりだな・・・と思っている。
(a) まず、未成年の性行為を取り扱うエロ漫画家が必ずしも未成年への性的嗜好を有しているわけではない。
これは、BL作家の女性がホモとそういう行為をしたいと思っている、という決めつけと同じくらいには「ひどく雑」な仮定である
例えば私のケースでは、エロGIFを販売するときの「釣り」として「パパ活」「JK」というワードを盛り込むが、これは「そういうワードを喜ぶオタク層が多いだろう」と見込んでPVを稼ぐための手法として使っており、そもそも二次元での性的なコンテンツそのものが本当に中長期的に実現したい表現ではない。
そして、未成年の性行為を取り扱うエロ漫画やそれに準ずるコンテンツは、「潜在的にそういう嗜好をもった大人」の欲望の「ソケット」に「落書き」とか「未成年に扮した成人のおねいさんの声」をあてがって「行為の達成を」「錯覚させてあげる」という高度なことをやっており、未成年との行為を推奨しているわけでも、実際にそれを斡旋しているわけでもない。
本質的にやっていることは落書きを売っている、というだけである。(なのでそれは行為ではなく表現に過ぎない)
また、これはFANBOXのVIP会員様には詳しく話したが、例えばナターシャ・ポミュスキーはもともとはAlex Robinsonというオレゴン州立大学在籍時の同級生(女子大生)をモデルに、彼女をいろいろカスタマイズしたものであり、そもそも実在にマッピングされる本人は女子高生(未成年)、ですらない。
お役所で働く人はそこまで柔軟な発想をしたり社会の包括的な最適解がみえるほどに頭がよくないから、おそらくこれらをまぜこぜにして
「未成年搾取の悪」
としたいだろうが(早苗ちゃんも含め)
本質的には大昔に絵師が春画をせこせこ作って売っているのと、変わらない。
そこに未成年は存在しないが、
「未成年の記号をあえて作ることで」おっさん達からお金をいただく、
「人間を直接使用しない」売春である。
なので、まとめると、
未成年への実際の搾取が許されるとは到底思わないし、その社会課題が解決されることには200%賛成だが、
社会から汚いもの(おもにサブカルチャー)やグレーな表現にまで規制をかけたりそれらを「純犯罪」扱いすることは、
のちのち、社会全体でその代償を支払うことになると個人的には考える。
(潜在的な犯罪層からダッチワイフをとりあげて、過激化させる・・・・というように)
人を噛んでしまう犬に、人の足の代わりに骨をあてがっている・・・・
じゃあその骨をなくしたら・・・・
というところまでの社会的な影響を考えず・・・・エロ漫画(作者)を吊し上げる・・・
というのはどうなのか・・・・
なんでもかんでも焼畑にすれば社会が良くなるっていう思い込みは、
外国と戦争すれば絶対勝てるっていう思い込みくらいには、ヤバいですよ。
まあよく考えてください。
早苗ちゃん。
ここ最近描いた絵です
お下品なイラストで最近収益が順調にのびておるんですが、
見せられる範囲だとこれかな。。。。
18禁のコンテンツがみたい方は、こちら(https://suganomanga.fanbox.cc/)で見放題!月額は百円、五百円、千円から選べます!
1000円だとプレゼントがあるほか、(そもそもこれらのキャラクターには実在のモデルがおるんですが・・・)登場人物のモデルと作者とのかかわり、エピソードなど、面白い裏話もぶっちゃけてるので、そういうのがよめます!!!!
とりあえずエロ漫画・ASMR・漫画・グッズ等々で住宅ローンは1年以内にカバーしたい・・・
がんばります・・・・
Monday, September 6, 2021
「青少年の健全な育成」と「エロ漫画」について
これは僕のみている情報がプロパガンダ的、なのかもしれないが、高○○苗氏の「猥褻な漫画の規制」というアジェンダについて、個人的に「滑稽・笑止千万」だな、
と感じたので、その概要を共有したい。
まず、漫画における「表現の自由」が規制されるということがあり、これによって日本のコミックカルチャーそのものが萎縮・衰退することが想定される。
「美しい日本」とやらを盲信している政治家の方々はおそらくは「美しい上澄みの日本文化」の仮象で自慰行為をなさっている・・・というふうに受け取れるが、
そもそも「美しい」ものと「美しくない」ものは地続きである。
また、「倫理的な」ものと「退廃的な」ものも、文化という括りで言えば地続きである。
なぜなら人間の実存は退廃的であり罪深いので、その原罪を「スケッチ」する行為自体も「文化」に包摂されるからだ。
だから、「10%」の上澄みの「きれいな」「お行儀の良い」文化、博物館に飾るような文化は90%の「汚い」文化の氷山の一角でありそれらはお互いに同一のルーツから発している。
それを「サブカルチャー」と呼ぶ。
そもそもどの文化が青少年の育成に「健全だ」、「不健全だ」などとラベリングをする大人というのはどちらかというと文化を「消費」するがわの凡庸な大人であって、
そういう大人が手垢をつけて文化を「よいもの」「悪いもの」に仕分けをしだしたらもうそれ自体が
「日本文化へのレイプ」
なのである。(事実中国やロシアで現在ソフトパワーが機能しているか?)
父権的な「モラル」の押し付けは文化そのものの幹を腐らせるし、
それはすなわちその大人たちが大好きな「綺麗な文化」をも窒息させて殺すのである。
だから政治家が文化に手を出す・・・・というのは愚劣かつ日本文化そのものへの冒涜であって、1ミリも許される余地はない。
「眉を顰めるような」性的な記述、また、もう少し詳細にいえば淫行、未成年との淫行などの現実世界では到底許されない記述・・・・というのは
事実日本文学の中に「組み込まれている」
例えば坂口安吾の「白痴」とか、(まああれはナボコフのオマージュだとおもうが)山田太一の「飛ぶ夢をしばらくみない」の後半である。(こういう日本文学も読まないんだろなあ・・・・)
そして、「これは言語表現だからセーフ」というのはあまりも倒錯していて物事の本質を理解していない。
言語表現も漫画(絵による表現)もその本質は「事実その場に存在していないものを恰も存在しているかのように錯覚させる」芸術であり、
これはそもそも「文化的な根本的な土台・基礎」である。
だから高○○苗氏のような「文化を中途半端にかじり、日本文化の表面だけエンジョイして美しい日本を語る」
というような「造詣の浅い人」が日本文化やサブカルチャーを汚い、鼻くそのついた指で触る・・・・
というのはあまり感心できない。
もっと踏み込んで言えば、
「青少年の健全な育成」
などというお題目自体が滑稽千万である。
僕らが小学校低学年のときから林でエロ本を拾ってもちかえる・・・そしてカーチャンに捨てられる・・・・というのはある意味で通過儀礼であったし、
そもそも、世の中から汚いもの、雑菌を排除した先にあるのは
「無菌室で育った弱い日本人の子供」、
でしかない。
そして、青少年の健全な育成にとって致命的なものは以下の3つ「だけ」である
(1)親の無関心
(2)親の不和などによる子供の居場所の「剥奪」
(3)親の言葉による暴力
私の人間観察では、性的な倒錯を繰り返す若者の多くは人格形成のだいじな子供の時期にこの3つのどれかに当てはまっていることが多かった。
だから、
いくらサブカルチャーのなかで自分たちが眉を顰めるものを規制したところで性犯罪が減ることはないし、(むしろバッファがなくなるので増えるのではないか?)
現在のアメリカや中国のような「規制がすでに徹底している」素晴らしい国家で子供への性的暴力・性犯罪が「いかに少ないか(笑)」をみればこの手の議論が虚しく・的をついておらず・ただの感情論である・・・・
ということがわかるであろう。
そして、そもそもこの手の問題はプラットフォームのゾーニングですでに解決済み、である。
われわれ漫画やサブカルチャーに関わるものは、それがR18やいかにお下劣なものであっても、全力で、生活するため、全身全霊を、全スキルを捧げて血を流す思いで作品を作っている。
それを、夫婦同姓に固執したり「美しくない」日本にバルサンをたいて「美しい日本」の土台を殺すようなことをする・・・
というのは理解に苦しむ。
そんなかんじで。(たまには・・・・思いの丈をぶつけてみました・・・・)
日本のサブカルチャーは、政治家のサンドバッグでも、ゴミ箱でも、ありません。
以上!
https://www.amazon.co.jp/dp/B092RCQTCG/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_GG4ZNV74SYACTV1JWY0Z