Monday, October 10, 2022

ひばりヶ丘はパンのみによって生きていなかった

 10/5-10/23までひばりヶ丘駅パルコの一階売り場で、古本市が開催されている。

私もミリタリー系の古書を何冊か衝動買いしてしまった。

個人的に非常に感動した、というのは

それまでひばりヶ丘には主にリ○ロという書店しかなく、ここの書店のクオリティが絶望的に低かったからである。

「店長おすすめ」みたいなやつが一階にパネル表示されていたことがあったのだが、「恥ずかしくないのか?」と思ってしまった。

本を読まない人が本屋をやることほどの悲劇はない。

ひばりヶ丘にリ○ロしかないことによって、

「この地域の市民は全員ネアンデルタール人なのかな・・・」

という絶望感をもっていたが、

今日の一階の古本市で人がごった返しているのをみて、涙が溢れそうになった。

みんなやっぱり知性とか文化に飢えている。

リ○ロにいき、希釈された「何を売りたいのか」「わけがわからない」売らないほうがいいレベルの低質な本がひたすら並べられているときの絶望感。

「顧客にこびているだけの質の低い、柔らかい本」

「どこでも売っているような金太郎飴な品揃い」

売っている人間が「本を読まない人間である」ことがまるわかりのその姿勢に、絶望しているのは自分だけではなかった。

中村橋には美術館があるし、

やはりその地域の「書店」とか「文化」っていうのはその地域の子供や若者の栄養源となる、

そのときに「なくなったほうがマシ」な本屋だけが占拠している現実というのは、非常に悲しいというか

やっぱりみんな本が読みたかったんだ、

というのがわかって個人的には非常に感無量だった。

まあそんなかんじで

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