Wednesday, March 29, 2023

スシローペロペロ少年について、もう一度

 最近、スシローで醤油差しをペロペロした少年が炎上した。

これに関して、やはり、みんなでもう一度思い出さなければならないのは、

人間の大半はバカである

ということである。

これは受け入れ難い事実かもしれないが、炎上にのっかってドーパミンを発散させている、多くの人間が倫理的にも大した人間ではないし、立派な人間でもない。ただ、みんな日頃の鬱憤を晴らすための材料が欲しいだけである。大した知性ではない。言葉は誰かのコピー、刺激的な情報によってドーパミンを発している。だけ。

もちろんだからといって庇うつもりもない。やっていることは、あまりにも、酷い。悲惨。

そして、ここでもう一つ別の観点がでてくる。

海外はどうなのか?

実は、今ちょうどTikTokのCEOであるShou Zi Chewが米議会で吊し上げにあっている。

これは、一つには情報セキュリティ的な問題(つまり向こうに米国民・ジャーナリスト等の個人情報が吸い取られたり、あとはフェイスブックのようにプロパガンダの道具になること)への懸念であり、
もう一つは、Tiktokのもたらす若者への根本的な悪影響である。


もう少し踏み込んで説明すると、

Black outチャレンジといって、スマホの前で窒息する遊びをやる・・・というような非常にナンセンスで、かつ危険なものだ。

米国では未成年がこれで死亡に至り、大問題になった。

・・・・

それで皆さんは気づくだろうか?

スシローペロペロ、とちょっと構造が似通っているのである。

TikTokのような「短時間のコンテンツでバズる」すなわち注目を集めることを報酬系として「設計」しているSNSでは、当然一発芸的な、短い時間で、別の動画にフリックさせることなく、自分たちに注意を釘付けさせるということが「報酬」をもらうための「ルール」となっている。

で、加え、不良少年というのは多くのケースにおいて「知能が未成熟」であるし、集団心理がそれに加算されるとさらに「バカな」方向に極端化しやすい。

これはそれ以前のバカッター事件にもみられるが、

つまりSNSと、これら未成年の「みてみて!」が合致したとき、この手の人種が出ることはわりと「構造的に」予測できた範囲、というか、

それをただヒステリーに叩くのは・・・大人としてはあまりにも「未熟」というような印象を受けたのである。

だから、「どうしたらこれがなくなるか」によりフォーカスをするべきで、

今回のバカな少年に血眼になって青筋をたてているような大人には、なってはいけないと思う。

何事も器ではないでしょうか。

未成年だから何でも許されるわけではないものの、量刑を、倫理的に大して立派でもない大人たちのヒステリーで決めるのは、感情論で政治家を投獄するくらいには(民主主義として)愚かだとは思います。

(株主は???従業員は???といったような誰かの劣化コピーのようなツッコミは、まずスシローの大株主になるとか従業員になってから言ってください・・・・😭)

これは、SNSのもつ根本的な問題でしょう。

今後も、TikTokが米国でどうなるかは注意に値します。


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